家族カウンセリングを行うカウンセラーとして活動していくなら、日本家族心理学会に入会したいところです。日本家族心理学会に入会することは、実は多くのメリットがあります。この記事では、日本家族心理学会の入会方法とメリットについて解説します。

日本家族心理学会とは

日本家族心理学会とは、1984年に創設された学会で、30年以上もの歴史があります。2017年には社団法人化されるなど、精力的に活動し続けてきた団体です。その名の通り、家族心理学の研究と実践を推し進めるために作られた団体です。研究や心理療法の研鑽だけではなく、家族の危機の予防や家族心理教育の普及を行うことも目標にしています。家族心理学を研究する人なら、誰もが知っていると言っても過言ではない学会です。

日本家族心理学会の入会方法

ここでは早速、日本家族心理学会に入会するための方法をご紹介します。日本家族心理学会は誰でも入会できるものではありませんから、入会資格も合わせてご確認ください。

日本家族心理学会の入会資格

日本家族心理学会に入会するためには、以下のどれかに該当したうえで、理事・監事または2年以上の正会員から推薦を受ける必要があります。

  • 心理学を学んで大学卒業後、家族に関する研究や援助経験がある
  • 近接領域を学んで大学卒業後、2年以上の家族に関する研究や援助経験がある
  • これら2つと同等と判断される経歴がある
  • 大学院在学中の学生

これらの資格を満たさない場合は、日本家族心理学会に入会することはできません。初学者が思い付きで入会できるものではなく、資格を設けることで会員の質を担保する意味があります。今入会資格がないという人は、大学院に入るか、しばらく家族カウンセリングを行うカウンセラーとして経験を積む必要があります。今後自分がどういうルートで資格を得て入会するのか、しっかりと考えましょう。

日本家族心理学会事務局に入会申込書を提出する

入会資格がある人は、日本家族心理学会事務局あてに入会申込書を提出しましょう。入会申込書は、日本家族心理学会公式ホームページから入手することができます。また、申込書はA4サイズ指定になっているので注意してください。

入会金入金

入会が決まったら、日本家族心理学会から入会金の請求書が送られてきますので、入金してください。なお入会金は以下の通りです。学生会員は年会費が異なります。

  • 入会金2000円
  • 年会費8000円
  • 学生年会費5000円

無事入金完了すれば、晴れて日本家族心理学会の会員になることができます。値段は安価ですし、難しい手続きも必要ないため、スムーズに完了するでしょう。

日本家族心理学会入会のメリットは

日本家族心理学会に入会することはいくつかのメリットがあります。具体的にどのようなメリットがあるのか知りたい人のために、日本家族心理学会入会のメリットを4つご紹介します。

研究情報を得ることができる

日本家族心理学会に入会して大会に参加することで、自分自身の研究を発表することができます。他のカウンセラーに意見をもらえる貴重な機会です。他ではそうできることではありません。他の人の発表を見ることもでき、研究情報を得ることができます。周りに研究仲間がいない人にとっては、かなり大きなメリットであると言えるでしょう。

機関誌をもらえる

日本家族心理学会は、年に2回家族心理学研究という機関誌を発行しています。これは最新の論文や、書評、その他有益な情報が載っている雑誌です。家族心理学を学ぶ人なら全員読んでおきたい貴重な雑誌です。やはり家族カウンセリングを行うカウンセラーとしては、最新の論文に触れて常に自分自身をアップデートしておきたいところです。家族心理学研究を読むことで、今以上の深い知識を蓄えることができます。家族心理学研究は置いてある大学図書館に行って閲覧することができるものの、最新号を常に無料でもらえるメリットは軽視できません。家族心理学研究に論文を投稿することもできますし、優秀だと認められると、研究奨励賞をもらえることがあります。

また、日本家族心理学会は、年に一回家族心理学年報を発行しています。家族心理学年報は家族心理学に関する興味深い特集がずらりと載っている本です。こちらは無料ではありませんが、特別割引価格で購入できるというメリットがあります。こちらも家族心理学会の知見を深めたいと思うなら、読んでおきたい本です。普通は3000円以上するので、割引価格で購入できるのはありがたいです。

研修を受けることができる

入会すると、日本家族心理学会主催のワークショップやシンポジウム、NPO法人日本家族カウンセリング協会が主催する研修会に参加できます。自身のスキルを磨く機会が豊富に用意されることは魅力的です。加えて、条件を満たすことで家族心理士の資格を得ることができます。自分自身のスキルアップやキャリアアップに活用することができるわけです。

人脈が広がる

学会のイベントや研修会に参加すれば、自然と顔見知りが増えていきます。同じ家族心理学を研究する仲間が増えることは心強いでしょう。人脈が増えれば自分の活動の幅が広がることにもつながり、仕事にいい影響があります。日本家族心理学会は入会資格がきちんとしているので、素人が混ざっているということがありません。会員全員が中級者以上と考えると、人脈が広がるメリットはかなり大きいです。また、国際家族心理学会が主催する国際家族心理学会議への参加機会もあるなど、日本だけではなく、世界へと人脈を広げることが可能になります。これは人によっては大きな魅力だと感じるでしょう。

日本家族心理学会に入会してカウンセラーとして飛躍しよう

日本家族心理学会は、入会資格があって推薦をもらえれば入会することができます。入会資格がない場合は、入会資格に当てはまるように大学院に進学するか実践を積んでください。日本家族心理学会に入会することはたくさんのメリットがあります。家族心理学について理解を深めつつ人脈を獲得できることは、かけがえのない財産になるでしょう。もしも入会資格があるなら、すぐにでも日本家族心理学会に入会することをおすすめします。