家族心理を仕事にする時には、通信講座などで夫婦心理カウンセラーや家族心理カウンセラーなどの資格を取得して仕事に生かすことになります。一般家庭においては、ある日突然家族の問題が発生することもあります。また、長期化した家族の問題に悩んでいる家族もあります。家族心理の仕事は、そういう家族のために活躍します。

家族心理に迫る家族心理カウンセラーの仕事

家族心理カウンセラーは、家族や夫婦の問題に対してカウンセリングを行います。相談者の心の悩みや不安などの状況を把握、整理して、その家族や夫婦にとっての最善の方法を家族心理の視点でアドバイスを行っていきます。家族心理カウンセラーとして仕事をしていく中でいろいろな相談があります。家族の問題を家族心理学の視点で解決した事例も数多くあります。家族心理カウンセラーの仕事とともにご紹介します。

家族心理カウンセラーの仕事は家族心理学の視点で問題解決すること

家族心理カウンセラーは、第三者として家族に起こった問題解決に当たります。まず家族に起こっている問題について把握することから始めます。そして、家族それぞれの性格や経済面、子育てなどの様子を聞き取りやアンケートで掴みます。その対応では、家族心理学の視点で、家族それぞれにどう影響しているかについても知るために、できる範囲で夫婦以外の家族にも聞き取り等を実施します。仕事の依頼は、夫婦どちらかからの個人相談から夫婦以外の家族からの相談があります。ある夫婦の娘さんから家族心理カウンセラーの方に依頼があった事案をご紹介します。

『家族心理カウンセラーの仕事依頼では離婚問題が圧倒的に多いです。ある相談では「家庭内別居」を続ける両親に耐えられないという娘さんからの依頼でした。家族心理学の視点から娘さんに聞き取りをする内容が多くなりました。娘さんは、離婚に猛反対でご両親はやむなく家庭内別居をされていました。別居は夫婦の問題ですが、娘さんのためにも夫婦お互いの歩み寄りを求めることで日常生活を取り戻すことを着地点としてカウンセリングを進めました。

夫婦お二人は性格の不一致という理由で家庭内別居をされていたようでしたが、結果として、ご夫婦に対する娘さんの思いが非常に強く、ご夫婦が折れる形で日常生活を取り戻されました。このカウンセリングでは、家族心理学のお話も取り入れながら、夫婦とは何かという根本的な部分まで踏み込んでいきましたが、解決に至ってよかったです。』

家族心理カウンセラーの仕事は講演活動も

家族心理カウンセラーの仕事は、このように個人や家族からの依頼もありますが、家族心理学の知識やカウンセリングスキルを生かして講演活動を行う場合もあります。学校や病院、施設などで問題対応で解決しきれない先生やスタッフの方に対して行う場合が多いです。このように、家族心理カウンセラーの資格を取得して仕事に生かすことでやりがいを感じます。

家族心理にも精通しているケアマネージャーの仕事は高齢化社会で通用する

近年の高齢化社会において、介護を必要とする方は急激に増加しています。介護施設が街中にも多くなり送迎バスもよく見られるようになりました。また、入所されている方もおられますが、入所によって家族と離れるという不安を抱えている方も多く、ケアマネージャーとしても対応を迫られるときもあります。ケアマネージャーの仕事は、家庭と施設の連絡・調整を行うパイプ役です。利用者の家族さんの思いと施設での状況をしっかりと把握するなどして利用者さんのために尽力します。

家族に寄り添うケアマネージャーの役割

ケアマネージャーは、利用者さんの施設利用のプランなどの作成も行いますが、利用者さんと家族や施設との関係を良好にするために家族心理学についても学んでいます。それは、利用者さんの思いをしっかりと把握して、家庭や施設と連絡・調整を行わなければならないからです。ケアマネージャーの仕事で、家族さんと良好な関係を築くためにも家族心理学は必要な知識になっています。ある利用者さんからケアマネージャーさんに感謝されている事例をご紹介します。

『私は、Aという介護施設に入所して4年になります。入所当初からケアマネージャーのBさんのお世話になっていました。3年目を迎えた頃、家族が「仕事が忙しい」という理由で2ヶ月、3ヶ月と会いに来てくれない。』という不安を述べられました。孫の顔も見たいし何とかならないものかと、施設のスタッフさんに相談もしましたが「こちらから伝えるだけはさせていただきます。」という回答でした。

ある日ケアマネージャーのAさんが別件で私のところに来られた時、同じように家族のことをお願いをしてみました。「わかりました。私の役目として家族さんにあなたの思いをお話してみましょう。」と言われ、家族がその1週間後に孫を連れて来てくれたのです。「Aさんに家族についてお話をしていただき仕事で休日はゆっくりしたかったのでごめんね。これからはできるだけがんばって来るからね。」と話しておりました。家族のつながりについてしっかりと話していただいたAさんに感謝しています。』

今後も需要が増えるケアマネージャーの仕事

ケアマネージャーの仕事は、利用者さんとともに、その家族も含めてケアをしていきます。家族心理にまで踏み込んでいきます。今後ますます需要の多くなることが予想されるケアマネージャーの仕事です。利用者さんや家族さん、それぞれの思いを大切にしながら家族心理の視点で仕事をしていくことになります。

家族心理資格を生かした仕事は家族のために重要・まとめ

家族心理を生かした仕事は、他にも社会福祉士や家族相談士などがあります。その仕事内容は多種で、学校、病院、施設などで当事者とその家族に関わり、問題解決を行うこととともにお互いが良好な関係になるようにすることも重要な役割です。日々の生活の中で家族に問題があると、家族みんなが不愉快な毎日を送ることになります。家族心理学の理論や実践事例などの知識やカウンセリングスキルを生かして仕事をしていきます。