家族心理は現在の日本において子どもの精神障害や発達障害、または夫婦間の問題解決などを行うために重要な学問と考えられています。そんな中で、「実際に自分も学んでみたい」という人は多く、また現在臨床心理士として活動する人に中にも「自分の理解をさらに深めたい」と考えている人が多くいらっしゃいます。

家族心理の団体

ここでは家族心理教育に関する研修を紹介します。

日本家族心理学会

日本で一番有名な家族心理に関する一般社団法人です。学会に入会するためには実際に家族心理に関する研究への従事や大学に所属するなどの経歴が必要となります。また、日本家族心理学会が開催する研修に参加するためには、実際にホームページより受講手続きの書類をダウンロードし、入学金や受講料を支払う必要があります。

これらの研修を受けることで家族心理士や家族相談士といった資格認定の審査を受けることが可能です。

また、これの研修を受けることで「一般社団法人 家族心理士・家族相談士資格認定機構」が定める家族心理士補の資格を授与されます。料金は高額な研修となりますが日本国内における権威ある団体での研修となるので、その内容はおりがみ付きです。

ホームページ:http://www.jafp-web.org/index.html

心理教育・家族教室ネットワーク

日本心理教育・家族教室ネットワークは宮城県に本拠地を置く心理教育や家族教室関連における知識を啓蒙する団体です。母体が「学校法人栴檀学園東北福祉大学せんだんホスピタル」という学校法人が運営する大学であるため、確かな知識や研究結果を学んでいくことができます。入会に制限はなく入会金の3000円を振り込むことで会員ページにアクセスすることが可能になります。

研究会への参加は職種による制限はなく、誰でも参加することができます。研修内容は心理教育・家族教室ネットワークが定める家族心理教育インストラクターが講師となり、家族心理に関する講義を行ってくれます。また、家族心理教育インストラクターになるためのセミナーも開催されています。

ホームページ:http://jnpf.net/?page_id=115

一般社団法人 家族心理士・家族相談士資格認定機構

「一般社団法人 家族心理士・家族相談士資格認定機構」は日本家族心理学会と日本家族カウンセリング協会によって設立された団体です。家族心理に関する知識と実践技術を用いた人材の育成を行うための認定機構となっています。

誰でも参加することが可能な研修も広く実施されており、料金を支払うことで受講することができます。日本における家族心理に関する代表的な資格認定を行っている機構であるため、研修の信憑性も高く権威性もあるので安心して受講することが可能です。

ホームページ:http://www.kazokushinrishi.jp/

公益財団法人 明治安田こころの健康財団

「公益財団法人 明治安田こころの健康財団」は1965年に子どもの健全な育成を通した社会貢献という理念から主に子どもの発達障害などに関する相談活動や啓蒙活動を行うために設立された歴史ある公益財団です。主に子どもの発達障害に関する研修を多く手掛け、発達障害を抱える子どもの家族への接し方や家族のケアなども広く教えてくれます。研修の受講に制限はなく、各講座に設定された料金を支払い申し込みすることで研修に参加することが可能です。

また、家族心理に関する内容のみならず「ロールシャッハテスト解釈法」など大学の心理学専攻などで習うような専門的な知識も身に着けることができます。

ホームページ:https://www.my-kokoro.jp/

NPO法人 日本家族カウンセリング協会

「NPO法人 日本家族カウンセリング協会」は日本における家族心理の先駆け的存在として1985年に設立されました。設立当初は子どもが抱える心理的問題への取り組みやまた、その家族における家族間ケアなどを専門に研究を続け、日本における家族心理カウンセリングの実践を繰り返し行ってきた実績があります。また、近年では子どもの問題だけに留まらず、夫婦間での家族心理などその幅を広げ日夜研究に勤しんでいます。

研修にも積極的に力を入れており、家族に対する心理的な支援を行う家族心理を養成する講座を開講しています。5月~11月の土日、合計21日間講座を受けることが可能です。これらの講座を通して家族相談士としての基本的な知識を身に着けることが可能です。

ホームページ:http://www.j-f-c-a.org/#

公益財団法人 関西カウンセリングセンター

「公益財団法人 関西カウンセリングセンター」は昭和40年、カウンセリングに関する指導・助言または人材育成のために設立された公益財団です。

講座やセミナー事業に加えてカウンセリングルームの運営や社会慈善活動などにも力を入れています。実際にプロとして現場で活躍する家族心理士や家族相談士が登壇し、その基礎や実践的な知識を教えてくれます。しかし、内容によっては家族心理士や家族相談士の資格を取得していることを前提としているものもあるので注意が必要です。

ホームページ:https://www.kscc.or.jp/wp/

IPI 総合的心理療法研究所

「IPI 総合的心理療法研究所」は1996年に設立された心理学の研究機関で、主に1対1でのカウンセリングが主だった日本の心理学療法とは違い、家族全体での治療を行う欧米の考え方をいち早く取り入れ、これを実践、研究してきた団体です。

研修に参加するためには現状臨床心理士として働いている専門家のみとなりますが、実際に自分の知識を深める機会として現職の専門家たちにも人気がある研修です。

ホームページ:https://integrative.jp/

まとめ

いかがでしょうか。こうやってみてみると、家族心理に関する研修を行っている団体は数多くあることが分かります。さまざまな団体がさまざまな活動をしていますが、どれでも誰でも参加が可能ということではないようです。場合によっては専門職の人のみ参加ができ、一般の人は参加不可ということもあるようです。ホームページのURLも記載しておりますので、気になる団体や活動があった際には、ホームページから最新の情報を入手して、是非参加してみることをおすすめします。