皆さんは家族心理学研究という本をご存知でしょうか。家族心理学に興味があって研究していきたいなら、必読と言っても過言ではない本のことです。初学者でも、名前くらいなら聞いたことはあるでしょう。しかしながら、家族心理学研究がどんな本であるのかわからないという人もいるでしょう。この記事では家族心理学研究について内容を解説していきます。

家族心理学研究とは

家族心理学研究とは、日本家族心理学会が発行する機関誌です。第1巻は1987年5月発行で、30年以上も発行されている歴史がある本なのです。家族心理学研究は年に2回発行されており、日本家族心理学会に所属する会員が執筆した論文、会務報告、その他有益な情報がまとめられています。最新の論文や家族心理学を研究していくにあたって知っておくべき論文が収録されているわけですから、家族カウンセリングをする人は読むべき本であると言えます。家族心理学の新しく、しかも内容が濃い情報が集められている本が、家族心理学研究というわけです。

家族心理学研究を読む方法

家族心理学研究が有益な本であることはわかりました。そこで気になるのが、家族心理学研究をどこで読むことができるのかということです。近所の本屋に置いてあるはずもないので、普通には手に入れることができません。ここでは、家族心理学研究を読む方法を2つご紹介します。

日本家族心理学会に入会する

家族心理学研究は、日本家族心理学会の機関誌です。よって、日本家族心理学会の会員になれば、手に入れることができるということになります。会員にさえなってしまえば、家族心理学研究は、年2回無料でもらえます。

大学図書館で閲覧する

家族心理学研究は、各大学の図書館に置いてあります。なので、家族心理学研究が置いてある大学図書館に行けば、読むことができます。貸出不可が普通なので、時間があるときに行って、まとめて読むようにするといいでしょう。なお、大学図書館の利用方法は各大学によって異なるため、ホームページなどを参照して確認してください。

家族心理学研究が置いてある大学図書館の探し方は

家族心理学研究は全て大学に置いてあるわけではありません。その大学に家族心理学研究が置いてあるかどうかは、自分で確かめる必要があります。適当に近所の大学に行ってみても、置いていないことの方が多いです。無駄足にならないためにも、事前に探してから大学図書館に行くようにしましょう。

方法としては、CiNiiで検索することがおすすめです。CiNiiとは、論文や大学図書館の本などを検索できるサイトのことです。CiNiiにアクセスして「大学図書館の本をさがす」という項目から、家族心理学研究で検索してください。検索すると家族心理学研究が出てくるので、タイトルをクリックしてください。すると、家族心理学研究が置いてある図書館の一覧を見ることができます。どの大学に何巻が置いてあるのかわかるので、これを参考にしてどこの大学図書館に行くか決めてください。

家族心理学研究は論文投稿もできる

家族心理学研究は論文投稿もできます。日本家族心理学会に入会したうえで規定を守って投稿すれば、自分の論文が掲載されます。もちろん審査はありますが、認められれば自分の論文が掲載されると思うと、研究のモチベーションが高まるでしょう。優れた論文だった場合は、3年ごとに研究奨励賞ももらえます。自分の研究を広めることは、クライエントの利益にもつながりますから、積極的に論文投稿したいところです。

家族心理学研究に論文を投稿する方法

それでは、どうやったら家族心理学研究に論文を投稿できるのでしょうか。ここでは、家族心理学会研究に論文を投稿する具体的な方法をご紹介します。

日本家族心理学会に入会する

まずは日本家族心理学会に入会しないと話が始まりません。

  • 大学で心理学を学んだうえで家族心理学の研究や実践を行っている
  • 大学で近接領域を学んだうえで2年以上の家族心理学の研究や実践を行っている
  • 大学院生
  • これらと同等とみなされる経歴

といった入会資格を満たしたうえで、理事や監事、2年以上の正会員の推薦を受ければ入会できます。周りに推薦してくれる人がいない場合は、誰かにコンタクトをとってお願いするといいでしょう。

論文を執筆する

次に、論文を執筆します。基本的に、問題(目的)、方法、結果、考察、参考文献の順に執筆することが望ましいとされています。初めて論文を作成するという方は、できれば誰かにチェックしてもらって、形式に不備がないか確認することをおすすめします。また、家族心理学研究に掲載されているものや、webで見れる論文を参考にして仕上げるといいでしょう。

必要書類をそろえて投稿

論文を執筆したら、あとは必要書類をそろえて投稿するだけです。学会ホームページから家族心理学研究論文掲載申込書と論文チェックリストを2部ずつそろえ、論文を4部用意して投稿します。投稿先は、家族心理学研究編集部です。赤のレターパックで送るように指定がされています。

そのあと審査に通れば、無事自分の論文が家族心理学研究に掲載されることになります。

家族心理学研究は初心者も読むべきか

家族心理学研究は最新の論文など、有益な情報がたくさん載っている本です。では、初心者も読んだ方がいいかというと、必ずしも読む必要はありません。初心者はまだ家族心理学の基本的な知識が足りていないので、その状態で論文を読んでも、あまり頭に入ってこないからです。最低限の知識を蓄えてから家族心理学研究を読むことをおすすめします。家族心理学のおすすめ本については別記事でご紹介していますので、そちらを参照のうえ、まずはじっくりと家族心理学について学ぶようにしてください。背伸びをせず、まずはじっくりと基礎固めに徹しましょう。

家族心理学研究で家族心理学の知見を深めよう

家族心理学研究は、日本家族心理学会が発行する機関誌です。家族カウンセリングを行っている人にとって欠かせない情報が多数あるので、ぜひとも読むようにしたいです。日本家族心理学会に入会する、または置いてある大学図書館に行って閲覧することをおすすめします。実践を行うことも大事ですが、家族心理学研究のような本で学ぶことも大事です。学ぶ姿勢を忘れないようにして、自分のスキルを高めていってください。