皆さんは、家族心理学を学ぶにあたって論文を読んだことがあるでしょうか。まだ読んだことがない人も多いかもしれません。家族心理学を学び、家族カウンセリングを行うカウンセラーとして力をつけていくためには、家族心理学の論文を読むことが必要なのです。

この記事では、家族心理学の論文を読み始めるタイミングと、家族心理学の論文を読む方法について解説していきます。

家族心理学も多くの論文がある

心理学の分野では、古くから多くの論文が投稿されています。実践中心のカウンセラーには無縁のように思える人もいるかもしれませんが、各々が得た知見をまとめて共有することは、各カウンセラーの財産となりスキルアップにつながります。

実際に家族心理学の世界でも、長い間論文が投稿されています。後述しますが、検索すると多くの家族心理学の論文を見つけることができます。今も絶えず論文が投稿されており、各カウンセラーはクライエントの利益のために日々精進しているのです。

家族心理学の論文を読むのは必須か

家族心理学の論文を読むのは必須なのかと疑問に思う人もいるでしょう。結論から申し上げますと、必須です。もちろん家族心理学の論文を全く読まずに家族カウンセリングをすることもできるのですが、自分自身のスキルアップを図るなら論文を読んで知見を深める必要があります。

論文を読むメリットは、以下のようなものが挙げられます。

  • 自分にない考えや事例を知ることができる
  • 新しい考えを知ってスキルアップにつながる
  • 最新の理論を知れる

自分一人で活動していると、どうしても限界が生じます。自分では対応できないクライエントが増える可能性もあり、常に自分自身を磨いていかないと、時代に取り残されてしまうことになります。そうなることを防ぐためにも、論文を読んで自分にない考えや最新理論を学び、自分のスキルアップにつなげる必要があるのです。また、論文には事例を取り扱ったものが数多くあるので、自身のクライエントとの関わり方の参考になりますし、他のカウンセラーがどのようなアプローチをしているのか知ることができます。

このように家族心理学の論文を読むことはメリットが多く、家族心理学の論文を読むことを必須と行っても過言ではないのです。カウンセラーはただ実践を行うだけでは不足していて、常に学び続ける姿勢を持つことが重要です。

家族心理学の論文を読み始めるタイミングは

家族心理学の論文はいつから読み始めるべきか悩んでいる人もいるでしょう。ここでは、家族心理学の論文を読み始めるタイミングについてご紹介します。

初心者はまだ早い

初心者は、家族心理学の論文を読むにはまだ早いです。初心者の場合は家族心理学の論文ではなく、本などで基本を勉強するべきです。考えてみれば当然のことで、数学の基本の計算もできない人が数学の論文を読もうとしても仕方がないでしょう。それと同じで、家族心理学の基本も用語も何も知らない人が論文を読んでも、わからないことだらけで効率が悪いです。

初心者は焦らず、まずは家族心理学の本を読み始めることから始めてください。基本となる本を多く読んで学んだあとで家族心理学の論文を読み始めても遅くはありません。焦って論文を読むと、むしろ遠回りになる可能性が高いです。土台を積み上げる感覚で、しっかりと基礎固めに徹してください。知識を蓄えたうえで論文を読むと「あの用語や解説はこういうことにつながるのか」と思えて、学んだことが自分のものになります。

大学生なら2、3年から

あなたがもしも大学生なら、家族心理学の論文を読むのは2年生か3年生くらいからで問題ありません。もちろん授業の関係で読む必要が出てきたなら読んでください。それ以外の場合は、無理して論文を読み漁らなくても大丈夫です。学部1年生のころは基礎固めをしっかりやることをおすすめします。多くの本を読み、先生の話を聞き、多くの体験をしてください。そのことが、上級生や大学院生になったときに活きてきます。

実践派もスキルアップのために読もう

個人で活動している実践派も、スキルアップのために家族心理学の論文を読むことをおすすめします。前述のように、家族心理学の論文を読むことはメリットが大きいです。実践だけで学べることは限界があり、ある意味偏りがあります。自分の視野が狭くなるのを防ぐ意味でも、論文を読みましょう。読み始めるタイミングは、もっと自分を磨きたいという気持ちが出たときです。今まで読んでこなかった論文を読むと、視界が開ける感覚を得られるでしょう。

家族心理学の論文を読む方法

家族心理学の論文を読む方法は、大まかに3つありますのでご紹介します。以下の方法を使って、家族心理学の論文をどんどん読んでいきましょう。

J-STAGEを使う

J-STAGEは多くの家族心理学の論文を読めるサイトです。載っている論文は限られていますが、それでもたくさんの家族心理学の論文が掲載されています。検索して出てきたものの中から気になるものを選んで、読むといいでしょう。

CiNii Articlesで検索する

J-STAGEに載っている論文は限られていて不十分です。そこでCiNii Articlesを使って検索することをおすすめします。CiNii Articlesでは論文は読めませんが、どこでその論文が読めるのかはわかります。各サイトや論文が掲載されている雑誌がある図書館を探して、論文を読んでください。

家族心理学研究を読む

家族心理学研究は、日本家族心理学会が発行している機関誌で多くの論文が掲載されています。最新の家族心理学の論文を読むならこれが一番です。日本家族心理学会入会して手に入れるか、置いてある大学図書館に申請して閲覧するという形で論文を読むことができます。

家族心理学の論文を読んで家族カウンセリングのスキルアップを

家族心理学の論文を読むことはとても大事です。家族カウンセリングを取り扱って活動していくなら、家族心理学の論文は必ず読むようにしましょう。実践を行いつつ論文で知見を深めることができれば、あなたは今より一回り二回りも大きなカウンセラーになれます。自身のスキルアップを欠かさないようにして、クライエントの利益になるカウンセラーになってください。