家族心理学を扱った本には様々なテーマが取り上げられていますが、家族心理学を初めて学びたい方はどれを選べばよいかわからない方も少なくありません。家族心理学を家族心理学全般や子育て、夫婦関係と大きくジャンル分けし、初心者でも理解しやすいおすすめ本をご紹介します。家族心理学の学びへの参考にしてください。

家族心理学を知りたいあなたにおすすめの本

家族心理学そのもの、または家族心理学から派生する心理療法についてやさしく綴られた本をご紹介します。ジェンダーや性差別、DVや近親相姦など、性の観点から語られる家族心理学もあり、家族心理学に対するあなたの考え方をより深めてくれるでしょう。家族心理学の奥深さも感じられ、家族心理学の学びの入口にぴったりです。

よくわかる家族心理学

心理学を始めとして教育学や社会学など、幅広いジャンルの学問と結びつけて家族心理学を語っている本です。わかりやすさに定評があり、家族心理学の入門書と言えます。これから家族心理学の学びを深めたい方におすすめです。

「心理学を深く学ぶ前に色眼鏡を外しておくには良い手引書であり、幅広く書かれていると思いました」

「家族がいかにして成り立っているかを知ることで、自分と家族の関係を改めて見直す機会ができました」

〈性〉なる家族

ジェンダーやセクシュアリティ、性差別など、タブー視されがちな家族の基盤にあるテーマを扱った本です。力関係の中にある性を通じて家族の今と未来を展望します。家族心理学を知るにあたり、新たな視点をもたらす一冊です。

「”境界を侵犯することが、相手にどのようなダメージを与えるか”、これを考えさせられました」

「これから先、社会が家族の中での性の在り方を正しく語れる日を望んでいる。その第一歩がこの本である事は間違いない」

マンガでわかる家族療法

子供の不登校や夜尿症グセ、非行などの問題を抱える家族の助けになるのが家族療法です。しかし相談に行くのは躊躇する…この本は家族療法をわかりやすく伝えてくれます。視覚化された内容で家族療法がより深く理解できるでしょう。

「家族のシステムを変化させるきっかけを作るという、家族療法の考え方の基本がよく分かりました」

「カウンセラーに憧れる人にも、達人クラスになるとこんな風に展開するのかとイメージが伝わりやすいです」

子育ての悩みを家族心理学で解決したいあなたにおすすめの本

子育てに関わる悩みは尽きないものです。子供についキツく当たってしまう、ひきこもりの子供、子供への虐待など…これらを解決するヒントが、子育てに関わる家族心理学に隠されています。あなたの悩みにやさしく寄り添ってくれるでしょう。家族心理学に初めて触れるあなたにもわかりやすい、おすすめの名著をご紹介します。

後悔しない子育て 世代間連鎖を防ぐために必要なこと

子育てをめぐる様々な人間関係ー夫婦や祖母との関係、ママ友との関係などを通じて、子供に対してしてはいけないことをわかりやすく伝えるのがこの本です。子供は何を苦しく思いつらく思うのかを、世代間連鎖を通じて描かれています。

「改めて自分の経験を振り返り、具体的に考える機会を与えていただきました」

「すべてを鵜呑みにすることはないけども、子育て中に忘れてはいけないことが、書いてあると思いました」

CRAFT-ひきこもりの支援ガイドブック

ひきこもり支援において一番重要なのは、ひきこもる人への直接的なはたらきかけではなく、周りの家族、ひいては親による支援が重要と言われています。この本はその支援を目的にして厚生労働省でも活用されている手引書です。

「付録の地域若者サポートステーションのリストも役に立ちました。家族が希望を見出せる大変良い本だと思います」

「子どもに関わるすべての人がこの中身を身につければどれだけ暮らしやすい未来が生まれるでしょう!」

不幸にする親 人生を奪われる子供

親が喜び、親を守り、親のためになるように子供を支配する親の下で育った子供は、将来自らも、子供を不幸にする親になる可能性があります。この一冊で親とどのような関わり合っていくかが自明になります。『毒になる親』の解決篇です。

「もう過ぎた時は取り戻せはしませんが
これから先を見て生きていけるなと気付きをくれたいい本です」

「どうせ自分なんて、と諦めている人は是非読んでみて下さい。特効薬ではありませんが、ヒントはもらえます」

夫婦間の悩みを家族心理学で解決したいあなたにおすすめの本

夫婦間の悩みも、家族心理学で見つめ直して解決に導くことができます。夫婦の問題は他の誰かに打ち明けづらい悩みのひとつです。これらの本を読むことで、解決へのきっかけがつかめる一方、カウンセリングルームなどに行くことへの抵抗がなくなるかも知れません。夫婦間の悩みを整理して解決する、家庭心理学のおすすめ本をご紹介します。

対人関係療法で改善する 夫婦・パートナー関係

例えばうつ病発症前に最もよく見られた出来事には家庭内不和がある、というほどに夫婦関係はうつ病回復に大きな影響があります。対人関係療法を通じて夫婦・パートナーの絆を取り戻し、最も頼りがいのある存在にしてくれる一冊です。

「治療としてではなく身近な人との対人関係からどうより良い生活を築いていけるかヒントをもらえました」

「パートナー関係だけでなく、家族内での対人関係にも当てはまる事が多くあり勉強になった」

夫はギャンブル依存症

家族のギャンブル依存症の回復プロセスの中にも家族心理学が大いに生かされていると言えます。「ギャンブル依存症は回復する」と信じて問題に向き合い続けた著者が試行錯誤を繰り返して確立したメソッドが満載です。

「共依存のことが分かりやすく書いてあります。依存症だけでなく、親子関係、夫婦関係にも役立つ本だと思いました」

「ギャンブル依存症に限らず、共依存が課題になっている人も間違いなくためになります」

愛するということ 新訳版

社会心理学者である著者によって書かれた本で、愛を学術的に学べる本です。成功や威信、お金や権力のためにエネルギーを費やすけれど、愛する技術を学ぼうとしない現代人に向けて書かれています。

「愛について苦悩している人にとって救いの書にもなります。繰り返し読んでいきたい本です」

「自分の中にある『愛』を一回り成長させる事が出来る言ってみれば『愛するためのバイブル』だと思います。何度読み返しても感銘の唸りを上げる一冊です」

まとめ

家庭心理学のエッセンスをわかりやすく伝えている本を、主な問題別にご紹介しました。家庭心理学が様々な問題に寄り添える学問であることが理解できたかと思います。迷うこともある中、整理や折り合いをつけていくこともたくさんあるでしょう。家族とどう向き合って生きればいいのか、あなたなりの答えを出すための参考にしてください。