家族心理学を学んでいく中では、家族療法という「家族全体に対して行う心理療法」に出あいます。家族心理学という学問全体を見渡した時に、理論から実践に結びつけるためには、この家族療法の考えは人の役に立つ仕事をしていく上で非常に大きなメリットになります。家族心理を学んで就職や転職に生かす場合には、そのメリットを大いに生かしていくことです。

家族心理を学ぶメリット1.就職・転職に有利

「何がこの家族にとっての問題か?」家族心理カウンセラーの方が相談を受けてまず考えることです。夫婦の問題でよくあるのが浪費癖です。ご主人の場合はギャンブルが多いですが、奥さんの場合にも無駄な買い物が多く、家計が成り立たなくなってくるという問題が多いです。最近では、ご夫婦を問わず不倫問題も家族を苦しめる一因になっています。相談の需要は確実に増えている中で、就職・転職で、家族心理資格等で学んできていることは大きなメリットになります。

福祉関係のスタッフを目指している方が、履歴書の資格欄に「家族心理アドバイザー」と書いた上で、面接で学んだ内容について力説され、即採用に至ったというケースが多いです。福祉関係の仕事では、利用者さんとの直接的な関係はもちろんのこと、家族さんの対応も非常に重要になります。このように、専門的な心理学の理論は福祉施設も求めていますから、家族心理資格を持っていますと採用時に大きなメリットになります。

家族心理を学ぶメリット2.スキルアップとして

家族心理は、福祉施設や病院、学校などでもそのスタッフの方がスキルアップとしても積極的に学んでおられます。施設や病院では利用者や患者を含めた家族対応が要求されます。その対応では、相談当事者の方はもちろんのこと、家族の問題として捉えて家族構成員のみなさんのカウンセリングにあたっていくことになります。

そのためには、カウンセラー自身のコミュニケーション能力が非常に大切で、家族心理を理論から理解して話し込んでいかなければなりません。家族心理学を学ぶことは、スタッフとして働くにあたって、心理学という観点とカウンセラーとしての資質というスキルアップになり大きなメリットになります。

家族心理を学ぶメリット3.カルチャースクールなどの講師もできる

一般の方が家族心理を学んで、カルチャースクールや地域の教室で講師をすることもできるというメリットもあります。家族心理資格を取得された方が地域の人材バンクに登録されて、ある小学校から「保護者会」での講演を依頼されたという事例があります。小・中・高等学校に通う子どもさんを抱える保護者の方は、多かれ少なかれ子育ての悩みによる家族の問題をお持ちです。

家族心理資格を取得することで、「家族」のあり方、問題がある時の対処法などについてしっかりと話ができるようになりますから、講演ができるのです。家族心理を学ぶメリットとして、人のために講演活動ができ、しかもある程度の収入があることもメリットと言えます。以下、家族心理を学ぶメリットを感じられた方をご紹介します。

家族心理を学ぶメリット事例1.不登校の子どもさんへの対応

『私が家族心理を学ぶきっかけになったのは、我が子が不登校になったからです。当然のように毎朝「いってらっしゃい!」と送り出していた我が子が突然「学校には行かない!」と言い出したのです。学校関係の方をはじめ、知り合いの方とも相談を続けましたが一向に学校には行きませんでした。

そこで私が出会ったのが一冊の「家族心理」に関する本でした。読みすすめますとさまざまな事例が紹介されています。我が子と同じような子どもさんもいるんだという思いを持ち、共感できる内容もいっぱい書かれていました。「その子の問題ではなく家族の問題」ということに気づかされ、家族心理の勉強を日々進めていきました。

我が子は、結局学年が変わり登校を始めましたが、その間、本人はもちろん主人や兄弟と毎日コミュニケーションをとるようにした結果です。「家族一人の問題は家族みんなで解決する」という家族心理のメリットを感じることができました。今私は、家族心理カウンセラーとして片親家庭に対しての支援活動を始めました。』

家族心理を学ぶメリット事例2.家庭内別居の夫婦への対応

『地方で講演活動をしている私にとって大きなメリットになった事例です。私が家族心理カウンセラーとしてある家族に関わったときのことです。ある公民館で「家族」をテーマにお話した後で、主婦の方から家族のことで相談がありました。ご主人と家庭内別居中で娘さんがかなり荒れてきているということでした。

家庭内別居は私が相談を受けるケースでも少なくありませんが、子どもさんがおられるとかなり複雑になってきます。このケースの場合の子どもさんは多感な年頃の女の子です。「家出」を口出すようになっているようでかなり深刻なご相談でした。私が行ったカウンセリングは、娘さん、ご主人、奥様の順です。娘さんから始めたのは、ご両親への思いを大切にし、ご両親の様子や家族のあり方を聞いておきたかったからです。

ご夫婦へのカウンセリングでは、娘さんのご両親への思いを強く打ち出し、「夫婦を続けるメリット」についてご両親にお話しました。離婚という選択は避けたかったので極力「ご夫婦の愛」「家族愛」についてコミュニケーションを持ちました。最後にはご夫婦揃ってカウンセリングを行い、お二人のこれからも一緒に楽しく過ごすという家族心理の基本で気持ちの一致を見ることができました。私のカウンセリング経験でも大きなメリットになった事例です。』

家族心理を学ぶメリットについて詳解!人の役に立つ仕事を まとめ

家族心理を学ぶメリットは、人のために尽力することで効果、成果をあげることです。成果が出た時に「家族心理を学んでよかった」という大きな喜びを感じるというメリットです。世の中が先行き不透明な時代になって、家族そのものが昔に比べると淡白を感じるようになってきました。家族療法は、家族心理を読み解く適切な手法としてたいへん役に立ちます。家族心理を学んで、多くの家族に対して家族を考え直すきっかけを与えていきましょう。