家族心理に興味を持ったら、論文を読みたくなることもあるでしょう。特に本である程度勉強したという人は、論文を探してより知見を深めていくことになります。しかしながら、どうやって家族心理の論文を探せばいいのかちょっとわからない人が多いのではないでしょうか。定番の方法があるなら知りたいところです。

そこでこの記事では、家族心理の論文のおすすめの探し方をご紹介します。

家族心理の論文を読む意味

そもそも家族心理の論文を読むことは、どのような意味があるのでしょうか。家族心理学を学ぶにあたって、論文を読むことは有意義です。本だけ読めばいいという人もいるかもしれません。しかし、本も万能ではないです。本はわかりやすくまとまっているというメリットがあるものの、できあがるまでにタイムラグがあり、どうしても少し遅れた情報になるというデメリットがあるからです。それに対して論文は、最新のものを読んでいけば最先端の内容を効率良く知ることができます。

また、論文を読んで他の研究者の考えや事例を知ることは、自分自身のカウンセリングのスキルを高めるのにつながります。いつまでも古い知識とやり方にこだわっていると、いずれ対応できなくなるときがきます。論文を読んで常にインプットすることで、新しいタイプのクライエントが来ても対応できるようになるのです。

研究職を志している人は当然多くの論文を読まなければなりません。先行研究を知らないと、新しい研究はできないからです。また、実践派であっても論文を読むことには意味があります。研究を発表して自身の知見を広めることはクライエントの利益につながりますし、仮にあまり研究発表をしないにしても、前述のように自分のスキルを高めることにつながるからです。カウンセリングだけやっていればいいというわけではないと覚えておきましょう。

家族心理の論文はネットで探せるのか

家族心理の論文を読みたいと思ったとき、ネットで探せるなら一番早いです。パソコンさえあれば読めるわけですから、できればネットで探したいと思う人は多いでしょう。結論から申し上げますと、家族心理の論文はネットで探せます。全てとはいかないのですが、ある程度なら読むことができます。

家族心理の論文を探すときにおすすめのサイトはJ-STAGEです。このサイトを利用すれば、学会などに所属していなくても、家族心理の論文を手軽に読むことができるのです。

J-STAGEとは

J-STAGEとは科学技術振興機構が運用しているサイトで、多くの論文を読むことができます。最近の論文だけではなく、20世紀以前の古い論文も読むことができる優れものです。それだけ便利なので、利用料がかかるのではないかと思う人もいるでしょう。しかしJ-STAGEに利用料はかかりません。無料で論文を読むことができます。そのため、あまりお金がない学生の方でも、多くの論文を読めます。一部認証付きで読めるものや有料のものもありますが、基本的に無料で論文を読めるようになっています。

J-STAGEの使い方は

J-STAGEのサイトにアクセスしたら、トップから気になるワードで検索してみましょう。すると多くの論文が検索でヒットします。多すぎる場合は、分野や発行年、筆者などで絞り込み検索をするといいでしょう。気になるタイトルの論文があったら、タイトルをクリックすれば論文のページに飛べます。そこでPDFをダウンロードというボタンがあるので押すと、論文の中身を読めます。

論文のページでは被引用文献や引用文献のリンクがあるので、まとめて興味がある論文を読むことができます。芋づる式に論文をたどって調べられるのはとても便利です。知見を深めるには、一つの論文だけ読むのでは足りません。できるだけ多くの論文を読み、その分野の理解を深めていきましょう。古い論文であっても、引用されているものは読んでおきたいところです。

家族心理の論文はJ-STAGEのみで十分なのか

J-STAGEには多くの家族心理の論文が掲載されています。しかし、実はJ-STAGEだけでは不十分で、載っていない論文も多いです。少し調べて勉強するくらいなら十分なのですが、最新の知見を深めるという観点で考えると心もとないです。できれば、J-STAGE以外も利用して勉強するようにしましょう。J-STAGE以外のサイトでおすすめなのがCiNii Articlesです。次項ではCiNii Articlesについて説明していきます。

CiNii Articlesとは

CiNii Articlesは、J-STAGEと同じく多くの論文を探せるサイトです。論文検索ということで考えると、こちらの方が多くヒットして優れています。ただし本文を読むことはできず、検索するために使うサイトと思ってください。以前はJ-STAGEのようにある程度本文も読めたのですが、現在は読めません。ただし論文がどのサイトや本に載っているのか記載されているので、CiNii Articlesで検索してから論文を探すという使い方ができます。

CiNii Articlesの使い方は

CiNii Articlesの使い方は、J-STAGEとあまり変わりません。キーワードを入れて検索することで、論文タイトルがズラッと出てきます。CiNii Articlesも発行年や筆者などで論文を絞ることができます。論文タイトルをクリックすると、この論文を探すという欄があるので、そこから各サイトに飛ぶか、論文が掲載されている雑誌がある図書館を見つけます。論文がネットで見れない場合は、大学図書館で資料を探すことになります。大学図書館によって申請の仕方が異なりますので、各図書館の指示に従って資料を閲覧してください。

家族心理の論文はネットを利用して探そう

家族心理の論文は、ある程度ならネットで探すことができます。J-STAGEに載っているものはJ-STAGEを利用してたくさん読むようにしましょう。それ以外のものはCiNii Articlesで検索してから大学図書館などを使って読むことがおすすめです。

家族心理学を深く知るためには、論文を読み込むことが大切です。できるだけ多くの論文を読んで、常に自分をアップデートしていきましょう。