家族心理は、現代社会における「家族」という大切な存在を再認識し、夫婦親子(高齢者や子ども)という関係性を心理学的知識やスキルとカウンセリング手法を学ぶことです。家族心理学の理論や手法は、家族が健全に生活をするにあたってたいへん重要な知識やスキルとして活用できます。また、もちろんその知識やスキルは自分自身の家族にも応用できます。

家族心理の知識やスキルを仕事に生かす1.家族に支援するということ

家族心理を仕事に生かす場合、資格取得することは必須です。資格取得にあたっては家族心理の知識やスキルを書籍や通信講座などで学んでいくことになります。家族心理で学ぶ知識やスキルの内容をみますと、家族内において問題とされる人(当事者)に目を向けカウンセリング法を学ぶこととともに、当事者と関係を持つ家族すべてに家族支援が必要であることを知識として学んでいきます。日常的に支援体制を考えていくことが最大の解決策なのです。

家族支援に家族心理学の理論を使いながら家族心理の知識やスキルを習得し、カウンセリングに生かしておられる方は多いです。家族というグループに対して、個々あるいは集団に関わっていかなければなりませんので、コミュニケーション能力とともに、家族心理学の高い知識が必要です。家族に支援するということは簡単なことではありません。カウンセラーとしての専門的な知識やスキルを習得しておくこととともに資質も重要になります。

家族心理の知識やスキルを仕事に生かす2.個別支援・グループ支援でのコミュニケーション能力

家族心理のカウンセリングなどを推し進める時には、家族心理学の理論を知識として持っておくことはもちろんですが、個別・グループ支援という方法で家族支援を行っていく方法も知識として持っておく必要があります。時には1対1で個別支援を行う必要もありますし、家族のグループ支援を行うときもあります。それぞれの支援で配慮すべき内容が異なります。

家族支援の場合には、かなりのコミュニケーション能力が必要です。家族心理学で学んだ知識に加えて人と話す力も兼ね備えて対応しなければなりません。個別支援やグループ支援のカウンセリングを行う際に必要なコミュニケーション能力は、人をひきつける、安心できる話し方をすることも重要ですが、「あなたは家族の中の一員でなくてはならない人」と思わせるように持っていくことが大切になります。 

家族心理の知識やスキルを仕事に生かす3.講師活動

家族心理カウンセラーとしての知識やスキルを身につけて資格を取得しますと、自治体が主催するカルチャースクールや町内会、カウンセリング教室などで講師として活動できます。資格取得で学んだ知識を生かして多くの人に、家族心理を伝える機会でもあり、自分自身のスキルアップとしても効果的です。講師として話すときには、家族心理学などの学んだ知識を資料としてまとめてわかりやすくお話することになります。講師活動をする場合には、家族心理学の理論をわかりやすく整理して話すことが重要です。

また、参加者は家族心理についてさまざまな問題案件や解決事例を求めています。「私の家族と同じような問題を抱える家族があるのか。」「カウンセラーとして今回の事例報告は参考になった。」など、事例にどう対応したのかということを心理学の知識を織り交ぜながら詳しく解説することが求められます。そのために事例についてしっかりと話ができるように経験を積んでおくことが大切だといえます。ある研修会に参加された方で、家族関係に不安を持たれている方は「息子に対する同級生のいじめが私の家族にこんなに大きな影響を与えるとは思っていなかった。同じような悩みをお持ちの方の取り組みを聞いて、ぜひカウンセリングを受けたいと思う。」という感想を持たれています。

家族心理の知識やスキルを仕事に生かす4.情報共有

家族心理を学んでいる方は以外に多く、その知識を生かしてさまざまな職に就いておられます。家族心理の研修会に参加していきますと、家族心理についての知識を深めることができるだけでなく、カウンセラーなど、家族心理を学ぶ人たちとの交流にもなります。家族心理の最新の現状や家族心理カウンセリングの事例などを共有し、自身のスキルアップにつなげていくことができます。

ある家族心理カウンセラーの方は、「日々家族支援をしていると自分の知識を持って対応するやり方がマンネリ化してしまうことがある。私と同じようにカウンセリングをしている方の話を聞くと刺激を受ける。情報交流によって私の知識の幅が広がるので非常に大切だと思っている。」「家族という難しい集合体に対する支援方法の取り組み方の違いがよくわかった。」という感想を寄せられています。

家族心理の知識やスキルを仕事に生かす5.福祉・教育に生かすこと

家族心理で学んだ知識やスキルは、福祉・教育の仕事としても生かすことができます。福祉関係の就職では利用者の方とともに家族さんとの関わりも多くなりますから、家族心理の資格を所持していることで有利に働きます。また、学校関係でも、最近増え続ける虐待問題で、家族支援が必要な家族に対するカウンセリング活動を行います。就職にも有利ですが、心理学の一環として自らのスキルアップにもつながります。

就職で教育関係の仕事についておられる方は、児童心理カウンセラーとして子どもさんの対応にあたりますが、親御さんとも話す機会が多く、家族心理の知識が役に立っていると言われます。また、デイサービスの職場でスタッフをしながらスキルアップとして家族心理の知識やスキルを手に入れた方は、日頃の利用者さんとのやりとりに加えて家族さんとの関係性も高まりいろいろと相談されることが多くなったと言われます。

家族心理の知識やスキルを仕事に生かす!これは役に立ちます まとめ

現代社会における家族は、今後ますます孤立化しそれだけ多くの問題が発生することが予想されます。家族の問題を相談できる人がいない、相談をすること自体が恥ずかしいという方が多い世の中です。家族心理で学んだ知識やスキルを持ったカウンセラーが専門的なカウンセリングを行うことで、そういう方の悩みや不安を解消していきます。