子どもは家庭環境やそこまで育つまでの過程等があまりに乱れていると非行を重ねてしまうことがあります。
子どもに非行行為をさせないためにすべきことや、非行行為をしてしまった後の親の対応はどうしていけばよいのでしょうか。
非行少年たちの背景や原因、注意点や対応方法についてお話していきます。

非行少年たちに多い特徴

非行少年たちの多くは、劣等感を感じ、情緒が不安定で外向的で活発な特性を持っており、自分中心的で協調性に欠けていて、攻撃性や衝動性が高いという特徴が挙げられます。

ですが、もちろんすべての非行少年たちにこのような特徴がある訳ではありません。
このような特徴がある場合が多いというだけで、我々はこれを差別や偏見の材料にしてしまっては絶対にいけません。

彼らに多い特徴を持たない非行少年たち

先ほどお話した特徴を持たない非行少年たちの一例をあげると、実際の事件で今までは女の子と会話することもできなかったような大人しい少年がある日突然、衝撃的な性犯罪を犯すようなことがありました。

また、喧嘩もせず、陰口も言わないような優しい少年が、いきなり殺人事件を犯すようなこともありました。
これらの事件は、長期にわたり本能的な欲求や欲望をあまりに押さえすぎてしまい、ある時突如として爆発的に事件を犯してしまっているのです。

どちらタイプの非行少年にも当てはまるもの

上記どちらのタイプの非行少年でも共通する点は、自我機能が未成熟だということです。
自我機能とは、無意識の心性が意識上に現れてくるのを防御する重要な機能で、彼らはつまり、自分の中の衝動をうまくコントロールすることができないのです。

なので、自分の感情や欲求を、世の中に受け入れられるような形で表すことができれば、解決することができる可能性があるということです。

非行少年となる可能性の高いパターン

①厳しすぎる家庭

見た感じは問題のない家庭でも、親の教育方針が厳しすぎると、子どもは自分の欲求や感情などの自分の思いを強く抑えてしてしまいます。
そのため彼らは表面上は良い子に見えますが、心の内では強い葛藤や緊張感を持っています。

それにより小さな非行を繰り返すことがあるのです。
また非行をしてきていないような少年が、突然重大犯罪に手を染めてしまうこともあります。報道でも優等生の凶悪犯罪として社会から注目を集めるタイプです。

②問題の多い家庭環境

親に拒否、放置、虐待をされて育つと、欲求不満の子どもになり、彼らは攻撃的で不信感が強くなります。
さまざまな非行を繰り返す代表的な非行少年です。

幼いころに親からの愛情を受けることはとても大切なことです。
人は愛情がなければ、自分の衝動をうまくコントロールすることができないのです。

親からの愛を充分に受けられなかったために、いくつになっても、表向きは求めていないように見せても実際は親の愛を求めてやまない、どうしようもなく愛を求めるのが苦手な少年達と言えます。

③溺愛され過ぎてきた

親から溺愛され過ぎてしまい、親から我慢するという抑制の訓練を受けずに成長した少年は、成長してから悩むことになります。
幼いときとは違い親が規制や処罰を与えようとすると、子どもは反発するようになり、親はさらにその圧力を強めてしまいます。

その結果親子関係はどんどん悪化していき、非行していくケースがあります。
また、本気で親から叱られないことに不満を感じる少年もいます。

その場合の彼らは「自分は親から愛されていない」と感じ、自分は意識せずに親から叱られることを求めて非行をしているケースもあります。

非行少年にしないためにはどうすれば良いか

非行少年にしないためには、甘やかしすぎずに社会に出て苦労しないように教えるべきことは教え、正しい行いをした時はしっかり褒めてあげることが大切です。

幼少期には特にスキンシップを大切にし愛情を注いであげることです。
当たり前のことですが、さまざまな家庭環境で全員が全員当たり前にできていないことがあるのも事実です。
その場合はまず近しい相談できる人に打ち明けてみることをおすすめします。

相談できる人がいない場合は必ず子育ての強い心理学の専門家に相談してみてください。

非行をしてしまったらどう対応すれば良いか

自分の子供が実際に非行へ走ってしまったら、親はどう対応していけば良いでしょうか。
なかには困惑して、結果的に子供を無理矢理非行からとうざけようとしてしまうことがあると思います。

非行少年たちにこのようなことをしては、さらに反発を強めてしまうだけです。
まずはいつ、なぜこのような行動をとるようになってしまったのかを探りましょう。

原因によって対応方法は異なってきます。
ですが、どのような原因があろうと全ての親に共通してやるべきこともあります。
それはやはり親としての愛情を注ぐことです。

どんな非行少年にも親としての愛情が必要なのです。
それは特別厳しくすることでも、甘やかすことでもありません。

子どもの気持ちを、考えを理解して受け止めてあげることです。
心と心のキャッチボールをする努力をすることです。
まずは焦らずにその気持ちを親がしっかり準備してから、それぞれの子どもに合った対応が必要になるのです。

まとめ

子供のうちは悪いことをしても、ある程度の非行であれば非行少年と呼ばれることがありますが、大人になってしまえばそうはいきません。

犯罪者、前科者、このように扱われます。
彼らのその後の長い人生にも大きく影響してくるでしょう。

親はそもそも子どもが道を踏み外さないように適切なしつけをしていくことが仕事ではありますが、現実問題それができない親がいるのも事実です。

親も、自分自身が親から適切に育ててもらえなかったり、何か理由があったりすると尚更どう育てていいか分からないこともあります。
重要なポイントは、少しでも不安を感じたら誰かに相談することと、非行に走ってしまったのならば原因を探り、そこかられいせいに適切な対応をしていくことが大切です。

取り返しのつかないことにならないよう、このポイントだけは抑えておきましょう。