ストレス社会と言われる現代、様々な分野において専門的な資格を持っているカウンセラーが活躍する時代となりました。

職場・学校・地域・家庭と組織によりカウンセリングの内容も変わりますので、その各分野の専門的な知識を有する資格を持った人材が必要とされています。

家族心理の資格とは、一括りにいうと家族心理の知識をもつカウンセラーです。

家族の関係や夫婦・親子・子供の人間関係などの心理を読み解き、家族が円満になれるよう手助けする技術をもつことを証明される資格です。

こういった家族心理の知識を持つカウンセラーの資格は多くの需要がある資格だと言えます。

家族心理の資格とそれぞれのメリット

家族心理と聞くと真っ先に思いつくのが夫婦、親子などの人間関係などです。

家庭の中でも的を絞った資格が色々あります。

資格をいくつか挙げて、その資格の内容やメリットについて紹介していきます。

夫婦心理カウンセラー

夫婦心理カウンセラーとは、良好な関係の構築をするための知識を持っており、適切なアドバイスが出来ることを証明する資格です。

夫婦心理と言われていますが、夫婦だけでなく家族ことについてもカウンセリング出来る能力が必要となります。

浮気・不倫・失業・借金・家庭内暴力などの夫婦間の問題やその問題で子供に与えてしまう影響に関すること、いじめや勉強、家庭内で子供が抱える問題についても正しい理解や知識を持っている必要もあります。

基本情報

  • 主催協会:日本メディカル心理セラピー協会
  • 申込方法:インターネットから
  • 受験方法:在宅での筆記試験
  • 受験料:10,000円(消費税込)

メリット

悩みを抱えている方々を、お互いが納得できる良い方向へ進める道を案内してあげることが出来るようになります。

もちろん、離婚の選択肢があるのに別れられない夫婦を別れに導くという厳しくも感じるような判断をする必要も出てきます。

それが相談者にとって納得がいき、よかったと思ってもらえることが出来るのも有資格者であるからこそだと思います。

家族心理カウンセラー

夫婦間、親子、子供の人間関係などに関わる問題や、大きな環境変化に対応出来る知識と技術を有しており、適切なアドバイスが出来ることを証明する資格です。

夫婦の問題ももちろんですが、原因の一つとして、環境の変化が取り上げられます。

結婚はもちろん、妊娠、出産、子供の入学、卒業、成人、家族であれば、引っ越し、両親のお悔やみ事、色々な環境の変化で家族間の心理変化が出てきます。

そういった変化に良好な関係を保てるよう知恵と知識が求められます。

結婚・妊娠・出産・子供の入学など、家族関係の大きな変化、単身赴任や親の別居離婚、再婚などの環境の大きな変化、それを踏まえて家族が円満な関係となる為のポイントなどを的確に判断し、対処法を伝える、対処を実行する知識と経験が必要となってきます。

環境の変化により、人の心も変化しやすく、関係性が一気に変化してしまうこともあり、良好な関係性を続けるために知識を有した資格者が必要とされます。

 

基本情報

  • 主催協会:日本生活環境支援協会(JLESA)主催
  • 申込方法:インターネットから
  • 受験方法:在宅での筆記試験
  • 受験料:10,000円(消費税込)

メリット

この資格はカウンセリングだけでなく、講師としても活躍の場が得られる資格です。

家庭に関する問題は昔からあることですので、需要のある大事な資格と言えるでしょう。

家族で頑張っていこうと思っていても、周りの変化に追いつけず、お互いの気持ちに整理の付かない状態では良い判断ができない可能性もあります。

そこで資格をもったカウンセラーが必要となります。

家庭裁判などを中心に受け持っている弁護士さんも資格勉強をされるほど需要があり、特に人気の資格となっています。

経験を積み、技術があがると同じ資格者や、資格を取ろうと考えている方々への講師としても活躍出来るチャンスがあります。

子供心理カウンセラー

子供心理カウンセラーとは子供の成長、家族関係、社会との関係、体と同時に成長する心、性格などに関わる正しい知識を持ち、アドバイス出来ることを証明する資格です。

また、子供が抱える学校での人間関係、思春期の気持ち、態度、成長につれて変化する考え方などの知識をもち、親子関係も含め的確な対応ができるという証明となります。

子供の仕草から見える心理、子供の悩みや、問題への考え方などを子供の成長段階に合わせた適切なカウンセリングを行える知識、技術が必要とされます。

親に話せない悩みやコミュニケーション不足、引きこもり、など多くの問題に対して親だけでは難しい問題に対しても助けを求められることでしょう。

基本情報

  • 主催協会:日本インストラクター技術協会(JIA)主催
  • 申込方法:インターネットから
  • 受験方法:在宅での筆記試験
  • 受験料:10,000円(消費税込)

メリット

これを専門とするカウンセラーはもちろん、小さい子供の相手をする保育士さん、ボランティア活動で青年の手助けをする方々には特に需要があります。

本業にプラスアルファで取得して、さらなる活躍が期待できます。

また、他にもアドバイザーや、カルチャースクール、親子教室などで、講師としてその知識を発揮しやすくなります。

チャイルド心理カウンセラー

チャイルド心理カウンセラーとは胎児期から乳児、幼少期、思春期までの子供の心理や発達を理解し、子供の抱える悩みなどに対してアドバイス出来る知識を持っていることを証明する資格です。

子供と母、子供と父の関係、乳児の心理、低学年から高学年、中学生へと成長に伴う心理の変化、反抗期の接しかたなど、子供の心理に関して多くの知識が必要となり、それをもとにカウンセリングが出来る必要があります。

チャイルド心理カウンセラーとは、胎児期から乳児期、幼少期と子供が小さい時に起こす行動や、その心理などに対して高い知識をもち、正しい対応を取ることが出来る資格となっています。

基本情報

  • 主催協会:日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)主催
  • 申込方法:インターネットから
  • 受験方法:在宅での筆記試験
  • 受験料:10,000円(消費税込)

メリット

共働きが当たり前となってきた今、子供と接する時間が少なくなり、子供の成長における心理の変化を読み解くのが難しくなってきています。

そんな時に、正しい知識を持ち、的確な判断が出来る有資格者がいると親も安心です。

相手をしてあげたいけど、時間が許してくれない、そのせいで理解してあげられない、そんな悩みを解決するために、資格者への需要が高まっています。

家族療法カウンセラー

家族療法カウンセラーとは個人ではなく、個の周りの家族関係、家族全体を対象とし、個人の症状や行動は家族などの関係性から発生しているものと考えます。

その解決方法を個人や家族が内に秘めている解決能力を引き出していくカウンセリングを行える能力を有する資格となります。

このカウンセリング方法は個人や夫婦だけでなく、複数人を同時にカウンセリングしていくこともあり、それに伴う技術が必要とされてきます。

基本情報

  • 主催協会:一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)
  • 申込方法:認定校で受講後随時在宅受験
  • 受験方法:在宅での筆記試験
  • 受験料:5,600円(消費税込)

メリット

子供の行動目的を理解してあげられるとともに、様々な問題に対応することが出来るようになります。

家族のために取得することも、仕事につなげることも可能ですので、学んで損は無いでしょう。

家族心理の資格を活かせる仕事

カウンセリングの仕事は資格がなくても出来ます。

カウンセリングとは商品の販売ではありませんので、調理師免許や、美容師のように資格がないと出来ないわけではありません。

それでも資格が必要とされる理由は下記のとおりです。

  1. 資格をもっていませんが、カウンセリングが出来ます。
  2. 資格をもっていませんが、10年間カウンセリングを続けています。
  3. 資格は持っていますが、カウンセリング初心者です。
  4. 資格を持っていますし、それを活かした仕事を10年間続けています。

相談者が相談したくなるのはおそらく2番、3番でしょう。

同じカウンセリング料金なら確実に4番ではないでしょうか?こういう風に集客のためにも必要ですし、資格をとるために専門家から専門的な勉強が出来るのもメリットです。

資格を取り、勉強を続けると専門家として次の資格取得候補者に教えることも可能となります。

カウンセラーとは資格がなくても名乗ることは出来ます。ですが、資格を持つことで資格をもつあなたへの信頼は大きくなり、良い口コミが多くなると自然と相談者が増えることでしょう。

前置きが長くなりましたが、資格を活かせる仕事を紹介していきたいと思います。

カウンセラー・講師

前置きでも説明しましたが、資格がないと就けない職業というものではありませんので、夫婦・家族相談室のメンバーとして職に就いたり、個人事業としてカウンセリング教室などを開業したりすることとなります。

カウンセリング教室というと総合的なカウンセリングが行われている印象ですが、夫婦・家族相談室だと家庭に関する専門的な相談窓口だと認識され、資格を活かせる場となります。

夫婦・家族心理カウンセラーは子供だけではなく、夫婦、2世帯家族間など、その名の通り家庭心理を扱います。

ストレス社会の時代と言われるいま、この資格を持っていることで職に困ることは少なくなるでしょう。

夫婦・家族心理カウンセラーを例として考えると、夫婦間のトラブルに関する悩み、家庭環境に関する悩みなどを抱えている方々が相談者の対象となります。

そういった方々がカウンセリング場所を探す時に、「夫婦・家族心理カウンセラー資格者」と情報があれば、相談者も安心して相談が出来るようになります。

もちろん、資格があるから大丈夫というわけではありません。

心理学にも時代の流れがあり、心理も日々変化していき、「こうすれば必ず大丈夫」ということはありませんので、資格を取ってからがスタートという気持ちで心理の勉強を続けていく必要があります。

副業・開業

カウンセラーとは準備資金がほとんど無くても始められる事業です。

その分、すぐの収益は見込みにくいでしょう。副業として在宅カウンセリングを続け、顧客が増えてくると事務所を構えるといった形になることが多いです。

始めは副業レベルで仕事のノウハウを勉強し専門家に教えてもらったり、セミナーに参加したりするなどの自分磨きをしながら資格を活かす知識をつけていくほうが比較的仕事がやりやすいと思います。

しかし、カウンセリングの目標は相談者が幸せになることです。病院同様「またお待ちしています」ではなく「お大事に」です。ですので、リピーターはいないものと考えてください。

そうなると一定の集客が見込めない限り開業するのは大変です。まずは副業や相談室などの募集にのり、自身の能力を伸ばし、宣伝をするほかありません。

それを続けられれば相談者は増え、一定の顧客を持つことが出来るでしょう。

開業はそれからでも遅くないと思います。なぜなら、資格を持っていることは一つの宣伝効果にもなりますし、資格を取ることで専門的な知識を勉強出来ます。

そういった形で仕事に対して資格が活きてくるのです。

事務所に就いても、個人で開業しても、カウンセリングに来られる方は、ひっそりと相談したいはずですので、自宅や小さいオフィスが好まれます。

そういう理由で事務所に就いても在宅ワークが許されます。在宅で相談を受けたり、小さな会議室を借りて相談に乗ったりと、

地元から遠く離れることもないのが良いところでもあります。

カウンセリングはプライバシーに気を遣う必要がありますので、自宅事務所や個人事務所などの人目につかない空間が用意出来れば、カウンセリングを行うことが可能となります。

相談をするので、オープンスペースのカフェなどは相談者が嫌がるかもしれません。

もちろん、カウンセリングの相談についてはネット、手紙、電話を使うことも必要だと思います。

空間、窓口さえ用意出来れば、あとは資格を持ったあなたが居ればカウンセリングが可能となります。

あなたの周辺だけではなく、遠方にも手を伸ばすことも可能となり、夢はさらに広がることとなるでしょう。

冒頭でお話した仕事に活かす方法というパターンももちろんあります。こちらは資格を中心として仕事をするわけではありません。

「家族に関する弁護士業務をしているので、家族心理を深く学ぶ必要を感じた」という人や「保育士をしていて、子供の心理を深く学ぶ必要を感じた」という人などが現在している仕事の理解を深めるために資格が活きてくることもあります。

家族に関連する仕事や、子供に関連する仕事を考えている場合でもこの資格が活きてきます。

資格取得方法とまとめ

これまで紹介してきた資格を取得する方法を簡単に紹介します。

  • 夫婦心理・家族心理カウンセラー:資格試験は2か月に1回で、在宅受験ですので手軽に受験出来ます。すぐに資格取得出来る通信講座もあり、とてもお勧めです。
  • 子供・チャイルド心理カウンセラー:資格試験は2か月に1回となります。受験も在宅で出来ます。
  • 家族療法カウンセラー:条件を満たせば、いつでも試験が受けられるシステムとなっています。

また、これまで様々な資格のメリットを紹介しましたが、共通している大きなメリットがあります。

それは、資格を取るために学ぶ心理学です。心理学の基礎はもちろん、家庭の人間関係における心理学を学ぶことになりますので、ご自身がご自身の身の回りに対する考え方、応対の仕方、相手への思いやりかたなど、様々な場面で、この資格を取るために勉強したことが活かされます。

仕事に活かせることはもちろんいいことですが、それがプライベートにまで活かせるので、まさに一石二鳥と言えるでしょう。仕事と生活が充実するようになるこの資格、取っておいて損はなさそうです。

自分のため、誰かのために挑戦し、知識を身につけて活躍してみましょう。

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